任天堂の古川俊太郎社長は7日、主力ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の後継機種の情報を、2025年3月末までに出すことを明らかにした。スイッチは17年の発売から8年目を迎え、21年3月期の2883万台をピークに売れ行きが落ち、24年3月期は前年比12.6%減の1570万台だった。
古川社長は7日の決算会見で、「25年3月期もスイッチを軸にした事業展開を考えている」としつつ、「後継機の準備は進めている。今期中には情報をアナウンスしたい」と話した。具体的な中身や時期などについては「現時点では、これ以上の詳細は明らかにできない」と語った。
一方、同社の24年3月期決算は、純利益が前年比13.4%増の4906億円で過去最高を更新した。売上高は4.4%増の1兆6718億円だった。23年4月公開の映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が世界的に大ヒットし、マリオ関連のゲームソフトの売れ行きも順調に推移した。
任天堂は近年、同社のIP(…